エアポケット

本日のパフォーマンスは-3.7%。
日経平均の-1.4%、TOPIXの-1.4%をアンダーパフォームでした。

まるでエアポケットの様にストンと下がって今週は終わりました。
決算まで時間はあるものの、いつもの主導権争いが始まった様です。

以前だったらこういう行為を嫌だなと思う事もあったのですが、
戦略が違う人達もいて、自分にとってはあまり都合が良くない事が起こる。
そういう環境もすべて含めて相場なんだと
自分を納得させる事が出来る様になりました。

フジコーポにしたって1月月次から悪決算、
そして下方修正を願うという意見に賛同する人がいるのも
彼らにとってはそれこそが戦術であり、正義であるわけです。
企業の成長と自らの利益を一致させるというやり方ではなく、
企業の衰退と自らの利益を一致させているわけです。
そんな彼らにとっては私も都合の良くない存在の一部になるわけですしね。

戦術によって時間軸も成長ビジョンも適正バリューもバラバラです。
一人一人の投資家にとって適正バリューを推定する事は
自らの戦術を決める作業とも言えるのかもしれません。
自分と違う考えの人の意見を客観的に捉える事が出来る
懐の深さが私は欲しいと思います。

ブログでもツイッターでも他人にコメントをする時に
その人の考え方を否定する様な物言いをしてないか
気をつけなければならないと感じました。
私はそれが良いと思う、悪いと思うという事だけを
感情加えることなく表現出来ればと考えています。
なかなか難しい事ですがね。

ベアは必ずしも喜ばしい事とは言えない

本日のパフォーマンスは+1.9%。
日経平均の+2.3%、TOPIXの+2.3%をアンダーパフォームでした。

大手企業の春闘でベースアップ実施の動きが出てきています。
また安倍総理も景気が不透明でも賃上げする様、働きかけています。

しかしこの動きはあまり良い動きとは言えないのではないかと
私の愛読書『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術』を読みながら
感じた事がありましたので、今日はそれについて触れたいと思います。

P23でコモディティ型の企業の説明がなされているんですが、
コモディティ型企業のブーム化という考え方が示されています。
要約しますと「好景気時には消費者の購買意欲が供給力を上回り、
大幅な増益を享受する。一時的に膨張したバランスシートを理由に
経営陣は設備投資を行い、増配や賃上げの要求に応じる。
しかしブームが去った後には過剰な生産能力、過大な配当支払い、
解雇が難しい高賃金労働者が残る
」という内容です。

この危惧は2008〜2009年に最悪の形で的中しました。
GMは経営破綻、クライスラーはフィアットの傘下に
フォードもアストンマーチンの売却から始まり数多くの
傘下ブランドを失う事となりました。

日本の春闘で主役となる企業陣もほぼ全てコモディティ型です。
つまり不景気や円高の風が吹き荒れた時に
今の行為そのものが大きなリスクとなる危険性をはらんでいます。
必要以上に高い一般管理費は削減する際には大きな痛みを伴います。
不景気になれば子会社や孫会社の切り捨てが発生するでしょう。
大手企業社員のベアが中小企業を
数年後に吹き飛ばす遠因となってしまうのです。

勿論、投資家という視点で言えば資産バリューの人はともかくとして
成長バリューに近い人間はその様な企業を買う事は難しいでしょう。
しかしそこで発生した突風が優良企業にも直撃する事を考えると、
素直に喜んでばかりもいられないとも思うわけです。

こういう時期だからこそ、良書からどう動けば良いか。
必要であれば何度も繰り返し読む事で自らの血や肉に
せねばならないと私は考えています。

機会があれば、是非お読み下さい。







ブログ開設以来最高のアクセス(御礼)

昨日は本当に多くの方が当ブログにお運びを頂きました。
誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

本日のパフォーマンスは-2.0%。
日経平均の-1.3%、TOPIXの-1.1%をアンダーパフォームでした。

相変わらず動きの激しい相場が続いています。
しかし優良銘柄は値を戻し始めており、
ようやく需給筋の動きが収まり始めて
企業業績などに着目され始めた気がします。

私は昨日の記事でエスクリの件に触れさせて頂きましたが、
大事な事は損を出したというその行為よりも
何故その分析になったのか、何が違っていたのか、
どうすれば繰り返す確率を減らせるのかを考える事にあると思います。

私も帝国繊維の大失敗、そして大暴落。
一年以上前の事ですが、まるで昨日の事の様に覚えております。
直後は相当悩みました。
ただこんなチャンスはまたとない。
必ずこの損失以上の学びをここから掴んでみせると
懸命に研究を重ねました。
それまで曖昧だった知識をあらゆる手段を使って
一つ一つ潰していきました。
勿論まだ完璧に穴が埋まったというわけではなく
毎日毎日少しずつ失敗の可能性を潰す日々は続いております。
すぽさんのブログで赤っ恥を晒しながら
モバクリの銘柄討論をしたのもその一つです。

誰かの真似をするという行為は素晴らしい事です。
世の中真似ぶ事からしか得られない物も沢山あります。
しかし真似ぶ事に慣れすぎると、考える事も
さらにはその人自身の成長さえも止まってしまいます。
こういう機会に自らの得た物、足りない物を
整理されるのが良いのではないかと思います。

全体相場がジェットコースターの様に落ちていた
リーマンショックの時の様な時期だと
要素が多過ぎてそれすら難しい事だったのではないでしょうか。
実体経済は悪くなり始めていますが、
まだ決定打が放たれたわけではありません。
こういうわずかな猶予も無駄にしない様な
賢明なる投資家になりたいものです。

エスクリの悲劇

本日のパフォーマンスは+2.5%。
日経平均の+0.2%、TOPIXの+0.4%でアウトパフォームでした。

本日はやはりエスクリについて触れておきたいと思います。
都市型、格安で個人投資家注目銘柄の一角だったエスクリ。
あまりにも悲劇的な事になってしまいました。
私は過去にエスクリとアイ・ケイ・ケイ、
どっちに期待するかというアンケートをツイッターでやった事があります。
その際に確か10名が参加して下さったと思いますが、
エスクリ10票、アイ・ケイ・ケイ0票だった記憶しています。
つまりアンケート当事者の私以外アイ・ケイ・ケイ派がいないという
何とも悲しい結果になり、ちょっと落ち込んだ記憶があります。

私はアイ・ケイ・ケイをかなり評価しています。
その理由はとにかく人を財産と強く考えている事にあります。
働きがいのある会社としての高い評価を受けている事からも
それは客観的に証明できるのではないでしょうか。

こちらはアイ・ケイ・ケイの株主通信ですが、
特集の1項目が人財の宣伝とは相当の自信です。
当然これだけ従業員を大事にする企業ですから
顧客のきめ細やかさも充実しています。
結婚する2人の個性を大事にした誠実な式が好評で
口コミを基本に佐賀の伊万里という人口が6万人の商圏から
地道に広げて東証1部にまで20年程で上場しています。

私がエスクリに抱いた疑問はこのアイ・ケイ・ケイの良さの真逆です。
漠然とした「ありがとう」の連呼である挙式コンセプト
そして妙にビジネスチックな事業内容。
やっぱりリクルート出身社長の企業だなと強い嫌悪感さえありました。

リクルートという企業は人財という考え方は欠落している企業です。
ガンガン採って、ガンガン使って、ガンガン捨てる。
ビジネスチャンスだけは与えるから修行していけくらいの
人の育て方をする企業です。
そういう企業で育った人が柔らかな雰囲気の社風を作る事は
難しいのではないでしょうか。
もう一つの特徴が大風呂敷をひろげる事です。
これもリクルートの仕事の進め方の典型。
一見無理そうな目標を設定し、
プレッシャーを社員にかけまくって達成させる。

エスクリは自己資本比率や有利子負債の観点からも
ROEとROAの比較から言っても、やはりそういうスピリットを持っています。

確かにリクルート社や出身者は社会の既成概念で難しいとされる事を
まず最初に力強く破っていく良さはあります。
しかしビジネスも最後は人間力が大事ではないでしょうか。

特に結婚式場は温かさがあった。
親切だった、誠心誠意尽くしてくれた。
こういったものが高級感や手頃感よりも大事だと思います。

私のスクリーニングだと結婚式場が入ってしまう事が多く、
特にノバレーゼ、アイ・ケイ・ケイ、エスクリを
全く異なる個性の企業として着目しておりました。
しかしノバレーゼは食中毒問題を起こし、
エスクリはとんでもない決算をうちました。
アイ・ケイ・ケイはISO22000:2005という国際規格の
食品安全マネージメント資格も取得していますので、
ノバレーゼの様な問題が発生する確率も低いでしょう。

こういう手間がかかる事を地道にやる事も
成長ストーリーを考える上では大事だと考えています


投資と投機

今日のパフォーマンスは+2.6%。
日経平均の+7.2%、TOPIXの+8.0%をアンダーパフォームでした。

ようやく損切りが終わった先物衆、信用衆が反転の買いを入れてきたのでしょう。
相場が乱高下する様になると、上がり過ぎだとか下がり過ぎという印象が
本来の環境との差異から生まれます。

信用や先物を使う投機家達の多くはストーリーが崩れない限り持っておき、
場合によっては買い足すという様な長期投資家の様な戦術を取れるわけもありません。
信用取引の場合は金利も発生しますので、
戦術的にはより短期へというものになるのは当然でありましょう。
つまり彼らの視点で言えば乱高下でも何でもなく
想定の範囲内での動きという事になります。

こういう局面になると、こうすればもっと儲けられたかなとか
損が少なく済んだかなとかを考える事もあります。
ただ中長期目線ならばヘッジをかけるとしてもベアのETFまでに
すべきだなというのが私の今のルールです。
これをベア2倍という様なレバレッジが効いた商品でやってしまっては
それは投機家の範疇ではないでしょうか。
少なくとも私の場合はテクニカルの分析や相場環境の分析、
売買回数を増やして相場観や判断力を鍛えるというトレーニングはしていません。
投機家の方々は私が年次レポートや短信を読む時間を
そういったトレーニングに充てて準備をしています。

トレーニングが充分ではない以上、
自分の苦手なフィールドで勝負を挑むのは愚の骨頂でしょう。
得意なフィールドでじっと待ちつつ、
勝負する時への準備を行う事こそ肝要に思います。
きっと数多いる長期投資家の先輩方も
そうやって機を待っていたはずです。
今はとにかく時間を見つけて一社でも多く
企業を知り、価値を考える。
私はその事に真剣であろうと思います。

痛みに鈍感

長期投資を始めてからというもの実生活でも
比較的のんびりと事を構える様になってしまっています。

自身でも驚く程、他人に対しても自分に対しても寛容になりました。
この事が良い事なのか悪い事なのかは微妙なところですが、
以前は何をやっても余裕がないねと言われたり、
ビクビクしていると言われる事が多かったのですが、
最近はのんびりしていると言われています。

メリットはストレスが減った事ですね。
以前はなるべく早くと言われると、
それだけで焦りが生まれ、ストレスになっていたんです。
上司からもこんなに早くなくても良かったのにと言われ、
なるべく早くと言われたから全力で終わらせたんだろうがと
さらにストレスを抱えるという連鎖だったんですよね。
少し余裕を持てる様になったので、一日に何度もあった浮ついている感覚が無くなりました。

投資で言っても、私がデイトレが向かないと考える理由はこの浮つく感覚がある為、
瞬時に適切な判断を連続で行う事が出来ない為です。
落ち着いてデータをみながら判断するというスタイルは
自分には合っていると思っています。

週明けも相場は荒れそうだとか、円安が105円前後まで進むという予想も出ています。
勿論その事が業績に全く影響しないわけはないのですが、
ストーリーが崩れる程の大変な事になるかを慎重に判断して
投資活動を続けるという本質を見失わない様にしていきたいです。


twitterも捨てたもんじゃない

インターネットの情報にはかなりバイアスがかかっていると言われています。
特にここ数年はその傾向がより顕著になっているのではないかと
個人的には感じています。
若者世代はテレビや新聞という既存メディアから情報を
仕入れる事は少なくなりましたし、
代わりにインターネットを情報獲得の手段としています。
新聞であれば社説があったりして色んな新聞社の
主張を見比べながら情報をブラッシュアップ出来ましたが、
インターネットでは解説は一様に若干右寄りです。
私自身も学生の頃は授業の空き時間に図書館に行って
新聞を読むのが趣味という一風変わった学生でしたが、
今では電子版の新聞すら読まない日が出てきてしまいました。
日本のメディアに触れたくなくて海外のニュースサイトで
日本の情報を仕入れるという状態になっています。

そんな中でインターネットの記事も捨てたもんじゃないと思ったのがこの記事です。
松下幸之助が外国の要人を迎えるにあたって
その要人の情報を秘書に訪ねた時のエピソードですが、
超一流の人は妥協や中途半端がないと良く分かるエピソードでした。
このエピソードを無料で読めただけでも相当の価値があった様に思えます。
この記事もtwitterのタイムラインでタイトルだけが流れてきただけの記事でしたが、
twitterをやっていなかったら、この情報には恐らく触れてはいなかったでしょうし、
さらに言うなら株をやっていなかったら、ここまでは自分の中では
響いていなかったかもしれません。

そういえば学生時代に新聞を毎日何紙も読んでた時も
大半の記事は全く響かず、時間の無駄の様に思ったものです。
でもごくたまに「これは」という記事がある。
その喜びがあるから、今日も読むかとなっていたんでしょう。

世の中の情報には無駄なものが多い。
これが私の基本的な考え方です。
でも無駄だからやらない、読まない、見ないではなく
無駄の中から自分に必要なものを探し出す事が
未来の自らの大きな利益に繋がるんだと考えさせられました。

駄文、長文失礼しました。
良い週末をお過し下さい。

CPが少なかったかもしれない

本日のパフォーマンスは-4.8%。
日経平均は-4.8%で同水準。TOPIXの-5.4%はアウトパフォームでした。
本格的な下落相場は初めてですので、私にとっては一日一日貴重な時間です。
一応CPを25%つくって準備していましたが、
1569のTOPIXインバースを数%でも噛ませておけば良かったかなとも思っています。
ETFの知識に関して曖昧だったので加える事が出来なかったので、
しっかりと勉強してETFでもクッションさせる事が出来る様になりたいと思います。
こういう相場になると現物派は冷静に相場を見られますね。
信用や先物の人達は全く生きた心地がしない状況になっているですから
しっかりと観察させて頂いてこの次の機会では活かしたいところです。
7年で1サイクルと考えれば、まだ6回以上はこういう機会が来るはずですからね。

4333 東邦システムサイエンス

<成長モデル> 新商品開発、TOB
金融機関向けシステム環境の構築、開発、整備を一括で行う。
大手システムインテグレーターから発注される案件よりも
直接金融機関から発注される商品の方が利益率が高い
ただし東邦システムサイエンスは野村総研からの受注が全体の4割弱、
新日鉄住金ソリューションズからの受注が1割弱で
この2社からのシステムインテグレーターからの受注が
全体の半分近い売上なので、価格決定権はあまりない
TOBによる技術吸収で技術力を上げ金融機関からの直接案件を増やしたい様だが、
売上増の大半はシステムインテグレーターからの受注であり
思惑通りにはなっていないという印象。

<不況耐性>低い(高価格、非消耗品、必需品)
法律変更や税制度の変更などによる受注が見込まれるが、
特需的で不安定である。
情報システムは金融機関にとって必需品であるので
完全に切る事は出来ないが、予算をカットしたり、
値下げを要求され東邦システムの利益を圧迫する危険性は高い。
従って不況耐性は低いと判断する。

<推定年平均成長率>9%(過去3〜7年間の売上高、営業利益、自己資本の伸びなどから算出)
<適正PER>7.2〜10.8
<現在PER>10.26
<判定結果>フェアバリュー

指数よりは軽傷

今日のパフォーマンスは-2.2%。
日経平均の-2.3%、TOPIXの-3.0%をアウトパフォームでした。

相場環境ほど個人的には悲観していませんので
比較的落ち着いております。
フジコーポのPERも10.9まで落ちてきていますので
成長率を勘案すれば下に落ちる限度も少なくなってきたと思います。
フジコーポはIRさえしっかり予定通りに出してくれれば、
非の打ち所がない企業なのですが、
これだけはなかなか改善されない様です。
株主総会に行く方がいたら、是非お伝え下さい。

アークランドの決算も出ていましたが、
やはり安定成長銘柄は順調な決算を出しています。
不況に強い企業という事で言えば
今度の不況はインフレと円安がダブルでくるタイプという予想もあり、
そうなれば生活者としては一番苦しいタイプの不況になります。


消費者が消費を絞る事が予想される為、
必需品、消耗品以外の企業はかなり厳しくなってくるかなと思います。
インフレが進み、実質賃金下がってしまえば
低価格品を扱う企業は仕入が高いのでデフレ時の様に
値下げが出来ない危険性があるからです。
必需品や消耗品であればそのリスクが低価格品よりも低いのではないでしょうか。

低価格品であればアークランドの様に競争が激しくなく
独占性があるかどうかも大きなポイントと言えそうです。

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