2016
Aug
06
0
周囲のパフォーマンス
これを気にし始めると悪影響しかない様に思います。
勿論自らの持っている銘柄やストーリーが明らかに崩れていて
次を探す為の情報の一部として他者の動向を仕入れるという手段は
決して否定する必要はないでしょう。
投資雑誌やコラムでは大成功者達の経験談や
今年に入ってからの儲けなどが情報として掲載されています。
ツイッターではこの銘柄がJPXに組み入れられたとか
一部昇格になったなんていう情報も日々流れてきます。
ただ分析力も背景知識も個人個人で異なる以上、
その人と同じ戦略を自らも合理的に選択できる確率は
テンパガー銘柄を当てる確率よりも低いでしょう。
結局知っている事の中からしか選択するより仕方ないのですから。
私は投資に迷うといつも億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
すでに何十回と読み込んでいるので
受験生の単語帳かというレベルでボロボロになっていますが、
迷いながら読んでいると今まで引っかからなかった事が
突然引っかかったり、概念が自然と入ってきたりします。
私は天才でもなければ、要領が良い人間でもない。
だから何十回でも何百回でも繰り返さないと
なかなか本当の意味で理解出来るということが
残念ながらありません。
今回は読みながら自己資本比率とかPBRって
一体何の為にあるのだろうと考えていました。
企業の株主資本や解散価値というものが
その数値通りに処理され還元される機会は滅多に無いでしょう。
可能性として上場廃止する為に公開買い付けがかかる場合は
解散価値が考慮されるとは思いますが。
勿論自己資本比率が高くて、ROEも高く、PBRが低いという
夢の様な状況があれば素晴らしいですが、
そんなケースもまたレアケース。
そう迷っている時にふと眼に飛び込んできたのは
長期負債が利益の何年分かで財務の安全力を測れるという
p51の第2段落の内容。
これを数十周気付かないところに
私が如何に漫然と本を眺めているのかがよく表れています。
私は本が大嫌いなので本を読むのは半ば修行の様なもので
情報を手に入れたいと思う反面、
この苦痛な時間を早く終えてしまいたいとも思ってしまいます。
しかしこんな私みたいな人間でも何十回も読めば
本当に大事な事に気付くことが出来てしまうので、
そこでの面白さがRPGのレベルアップの様で
投資や勉強が嫌いになれない理由だなと考えています。
英語とかの勉強でもそうですが、
シャドーイングを3ヶ月やればなんでも聴き取れるとか
1日何個の単語を覚えていけば1年後には何万の語彙力がつくとか
そういう論点がどうしても常識的である世の中ではありますが、
実際は何度も繰り返して壁を越えられたと思っても
また逆風に戻されたりしながら、
時には今日は出来なくても仕方ないと諦めたりしながら
それでも毎日やっているといつの間にか身についていたりするものですよね。
ここ数週もがいて、ようやく一つの常識とお別れできそうなので
自分への記録帳としてここで宣言します。
「今後財務力判断は株主資本比率を無視して、長期負債と利益のバランスを重視します。」
ちゃんとこういう風に宣言しておかないと
私はまた世間一般の常識に戻されて株主資本比率云々言い始めますので
ここに記録しておきたいと思います。
今日も半歩金持ちに近づくことが出来ました。
ありがとうございます。